依存症外来について
当院の依存症診療
当院での依存症の診療は、まずご本人が依存症という病気を理解し、自分の状態や問題を知ることによって回復への土台をつくるプログラムを数回にわたり集中して取り組んで頂き、回復への道筋を明らかにします。
その後は、当院で提供している回復プログラム(アルコール依存症の回復に用いられている「12ステップ」に基づくプログラム)へ移行するか、当院への通院を継続しながら外部機関の自助グループで12ステップを実践するかを選択することとなります。
依存症は、依存に頼ってしまう心理へのアプローチや、認知のゆがみを修正して行動変容を促していく方法が中心になり、ご本人が通院せず自分自身で取り組めるようになるまでは、ある程度の期間を要します。
依存症外来の受診について
依存症外来は、基本的に別の医師からの紹介受診のみとなります(当院の精神科医師の受診を受けた上で予約をとられるか、他院からの紹介の場合は診療情報提供書をご持参の上、窓口で予約をお取りください)。依存症と思われていても、当院で提供しているプログラムが摘要外と判断される場合や、別の精神疾患をお持ちの方の場合など元の疾患の治療が優先される場合がある為、ご了承ください。
また、依存症外来は外来枠が限られておりますので、完全予約制となっており、予約診察料(保険外併用療養費)がかかります。現在、1名の医師と1名の臨床心理士で対応しております。
その他、ご不明な点がございましたらお問い合わせください。